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ダーリン・イン・ザ・フランキス

第9章 「13部隊、女子との恋愛話」





「何だよイチゴ、急に呼び出しといて…」




「ゼロが皆を集めてくれって言ってたから
私はお願いを聞いただけだよ。」




「ゼロちゃんが俺達を?一体何のためにかな」









皆は不思議に思いながら、ゼロが来るのを待つ事にした。









「…はぁ、はぁ…皆お待たせ。」









遅れてゴメンね、と言い
ゼロはココロと一緒に寄宿舎の入り口から現れた。









「じゃあ、ゼロちゃん…せーの」









ココロの合図で、私は手に持っていた物を
皆に見せる事にした。









「ゼロ…これは?」





「…ココロと一緒に急いで作ったんだけど、
上手く出来てるかまだ分からなくて」





「花壇にあった花を積んで、お守りを作ろうってゼロちゃんと前から話してたんだ!」










男子は青色、女子は赤色と分けて


私達は一人一人に、そのお守りを渡した。










「でも、急にどうして…?」





「……私は、皆みたいにフランクスに乗って戦う事は出来ないからせめてお守り代わりのを作りたくて。」





「ゼロ…」










私はそう言うと、イチゴに抱き締められ
ありがとうと耳元で言われた。








「よっしゃー!これを持って次も叫竜を倒しまくるぞ!!」




「うん、俺も頑張るよ!!」




「当たり前でしょ!
こんな素敵な物貰ったんだから、勝つのは当然よ!!」





「(良かった…皆喜んでくれた。)」










私は一人ホッとしていると、
ゼロツーは不思議そうにお守りを見ていた









「ねぇ、ゼロ。この中にある花って何?」





「…それは【ガーベラ】だよ。







花言葉は___________________《希望》」














昔、一人の少女はこう願いました


もうこんな醜い争いはしたくない…と。


しかしオトナ達はそれを許してはくれませんでした


彼女は戦わない代わりに


とある計画の一部に参加する事になったのです____________
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