第5章 採取の時間。
まぁがグッスリ眠っているのを見て、俺は先程まぁから採取した体液を魔法瓶に入れ、カラナ教本部に来ていた。
法王の間ーー。
カルマ『うわぁ〜!すげぇ威圧感…。』
コンコンッ…。
『…どうぞ。』
低く落ち着いた声が聞こえる。
ガチャッ…。
カルマ『失礼します。採取したまぁの体液を持ってきました。』
法王が俺に背を向け、窓の外を見ている。
法王『…………。
ご苦労だったね。赤羽君…。で、今まぁは?』
カルマ『俺の部屋でぐっすり眠ってるよ。』
法王『ほぉぉ〜。それはまた随分こんな夜更けまで…。相当な回数をした…ということですね。』
法王が笑顔でこちらを振り返る。
カルマ『ッ……目が笑ってないんだけど…。』
法王『そんな事はありませんよ。赤羽君。
今の私の気持ちを言うなら、世界を救うために大切な娘から体液を採取する。
そのために、赤羽君。君はまぁの唇を奪い、舌をねじ込み、首筋や胸、あらゆるまぁの敏感な所を舐め回し、手を這わせ、その刺激による興奮状態によって秘部から溢れ出るどの体液よりも濃厚な液を採取した…。
そして、その後深夜に及ぶまで行為に及ぶ。
それらを考えただけでも、私のオーラで君を存在ごと消し去りたい気分だよ。
ありがとう。赤羽君。君にしかできない事だった。
感謝するよ……。』
カルマ『……………。』
まじで殺されそうだよ…。
苦笑いするカルマに法王は真っ黒な笑顔を返すのであった。