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君を奪うのは…【R18】

第5章 決意


「あなたに育てられた時からですよ。お祖母様がいればあなたも少しは笑顔でいられたでしょうね?結局あなたも父とは親子ですよ。妻に依存することなんてみんな同じです」


「っ…!」


「好きに手を回したければ、していただいて結構です。でも父のようにはならないでしょう。それに妻に手を出そうものなら僕もそれ相応の手を下しますから」


「ふっ…覚えていろ。貴様の家庭など簡単に…っ!ぐっ…ぁ!」


「そんな死にかけのような状態で何が出来る…もう終わりだ。あなたはただの老いぼれ」



黒崎は振り向きドアを開け


「祖父の容態が深刻になっている。あとは息を引き取るだけだ…」


「医者を呼べ!…会長!」


祖父に仕える者達にあとを任せ自らはその場を立ち去った


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