第4章 +年上幼馴染みの嫉妬【碓氷真澄】
「いづみの事、渡すつもりはない…」
「海外留学から帰ってきたばかりなのもので。キスくらいは挨拶程度ですよ?ましてや相手は自分の妹ですから。恋愛感情はありませんよ」
まあ……お姉ちゃんが留学してたの演劇のためだし、そりゃあ演技もうまいよね。
「いづみ、こいつシスコンなの……?」
真澄くん、いきなり何言ってくるの。
「えっと、とりあえず家の中入ろうか?話はそれから」
自分の家の鍵を開け、私がそう言う。
「うん!でも今日は友達の家に泊まる予定だから。あー、でも久々にいづみの作ったご飯は食べたいかな」
「いいよ? というわけで夕飯作りますか」
家の中に入り、キッチンまで行けば手を洗ったりと準備をする
夕飯を作り、食べ終われば
「じゃ、俺は友達の家泊まりに行ってくる〜♪」と言うお姉ちゃんを玄関先で見送れば玄関の鍵をかける
「やっと二人きりになれた……あんたは俺のモノってわからせてあげないと」
そう言い軽々と私の事を姫抱きし、ベッドまで連れて行く
「真澄くん!?ちょっ……待って……ッ!」
事情を説明しようとするも既に遅く、真澄くんは私の服の中に手を入れてきた。