第3章 からかい上手【古市左京】
「私も、左京さんのことは好きですよ」
「大体、お前は俺から見たらまだガキだからな。大人を煽るんじゃねえぞ?」
……ガキと言われても20代なのですが。確かに童顔とは時々言われるけども
「煽ってるつもりはなかったですけど」
思わず反論する。
「あ?煽ってただろ。なんならもう1回キスしてやろうか?」
「左京さんはキスとか慣れてるんですね」
……ずるい。などと少し思ってしまった
「流石にこの年で付き合いとかしたことないってむしろ怖いだろ。いづみは20代にもなって人と付き合ったこととかなかったのか?」
図星過ぎて返す言葉が思いつかない……
「あぁ、図星か。やっぱりガキだなァ?」
「……ガキじゃありませんから。舐めないでくださいよ」
そう言い、私は左京さんの唇に口付ける
「んっ……さきょ、さ……」
そのまま左京さんが私の口の中に舌を入れてきた。
左京さんのペースにあわせるように私は舌を絡める
「黙って俺にリードされてろ」
唇を離せば左京さんがそう言う。