第1章 俺の妹
中1の夏ーー。
突然できた妹。
彼女の両親は事故で亡くなったらしい。
親友の娘であった俺の両親は、彼女を養子として引き取った。
同い年だが、俺の方が誕生日が早かったため、妹ということになった。
あれから3ヶ月。
『お兄ちゃん、また喧嘩したの?』
カルマ『だってさぁ〜、あっちが先に因縁つけてきたんだよ?』
『そうかもしれないけど、もう喧嘩はやめて。私、喧嘩とかそぉゆうの好きじゃない…。』
カルマ『ん〜、まぁがそう言うなら気をつけるよ。』
俺はチラッとまぁを見る。
長い髪にゆるくパーマがあたったオレンジ色の髪。
色白の肌に、大きく深い桃色の瞳。
バストは…Eはあるだろうな。
妹…か。
そう思いながらも俺はまぁの隣を歩きながら家へ続く道を歩く。
まだ、この時は、血の繋がらないちょっと可愛い妹。そぉゆうふうにしか見ていなかった。
いや、本当はどこかで分かっていたのかもしれない。
ただ、両親の親友の娘。戸籍上は妹。
その肩書きが俺の心に無意識にブレーキをかけていただけなのかもしれない。