第4章 はたけカカシ現る!!
いきなり翌日から始まります。
迦楼羅達4人は指定されていた
演習場に集合し、
言われたとおりに忍具一式を揃えて、
朝食もとらずに試験官兼指導教官の
到来を待ちかねていました。
三時間経過。
カカシ先生は、まだ来ません。
(あー、死んでると思われたオビトの墓に行っているんだな。)
(いつまで待たすのよー!!しゃんなろー!)
「あ、ごめんごめん。」
カカシ先生は、ひょこひょことやって来ました。
「ま!早速だがら今日の演習内容を発表するぞー。
言っとくが、こいつはただの演習じゃない…。」
「何だってばよォ!!」
「お題はこの鈴を奪うこと。制限
時間は午前中一杯。鈴は3つしか
ないから、まずここで1人脱落な。」
「えっ!?」
「ま!脱落した者はアカデミーに逆戻りという事。まあ、最終的に下忍と認められる者はこの中でたった一人というわけだなー。」
カカシ先生は、にやりと笑う。
「おい。昨日の話と違うじゃないか?」
サスケは、やはり鋭い。
「えぇ? だってさ、だってさ」
「んー。でも、待ってよ。カカシ先生の話ってちょっとおかしくない?」
サクラは、カカシ先生の話に疑問を抱く。
「…何がだ?」
サスケは、サクラに問いかけた。
「だって、考えてもみてよっ!!
班の中で一人だけ下忍になれるって、それじゃあ結局サスケ君で決まりじゃない?」
サクラが反論する。
「そんなことないってばよ!」
「分かってないですね。三人共。
別にここの班だけじゃなく、下忍の班ってアカデミーの成績で各班の能力が均等になるように分けられてるわけですよね、」