第2章 【番外編】想いの向こう側
〜飯田 side〜
3月14日、ホワイトデー当日。
バレンタインにチョコを貰ったのは昼休憩だったが、プレゼントは放課後に渡す事になった。
無論、授業の妨げをしない為だ!
そして放課後──
上鳴
「ホワイトデーのお返し、ちゃんと用意したぜ!」
飯田
「帰りを急ぐ人には申し訳ないが、渡す為に残ってくれないだろうか!」
女子達の様子を見回して安心する、どうやら帰りを急ぐ人は居ないようだ。
芦戸
「待ってましたァ!」
葉隠
「わーい」
風利
「本当に用意してくれたんだ…」
珍しく、爆豪君も残っている。
先日の買い物には来なかったが…
飯田
「では、各々渡そう!感謝の言葉を忘れずに!」
爆豪君は、八剣君へのプレゼントは用意したのだろうか?