第2章 【番外編】想いの向こう側
切島
「轟、常闇、峰田は何買おうとしたんだ?」
常闇
「俺は見ていない。その時は別の店を見ていた」
轟
「俺も見てねえ。峰田は、あっちの方にある店に居たらしいが」
轟が指差したのは、俺らが来たのとは逆の方向。
上鳴
(あー…確か、コスプレ用品売ってる店があったな)
結局、峰田が何を買おうとしたのかは分からなかった。
峰田分のプレゼントは、同じく八百万に渡す飯田が代わりに選ぶ事になった。
緑谷
「轟君は何を買ったの?」
轟
「さっきこれを…」
轟が袋から出した物を見て、思わず俺らは固まる。
緑谷
(こ、これの意味って確か…)
ソクバク、だっけか…
轟
「?」
切島
「あ、いや…薙景に似合いそうだな!」
そんな考える必要ねえか、上鳴も気にすんなっつってたし。
切島
「じゃあ、砂藤達と合流しようぜ!」