第2章 【番外編】想いの向こう側
緑谷
「飯田君は、何をプレゼントするか決めた?」
飯田
「俺は、ハンカチを贈ろうかと思っている」
上鳴
「お、良いチョイス」
切島
「ハンカチか…」
確かに無難だよな…じゃあ俺はタオルにすっか。
切島
「口田は何贈るんだ?」
口田
「!……ま、マフラー……」
切島
「マフラーも良いな」
口田が照れたみてえに笑う。
上鳴
「フッフッフ…」
「「?」」
一番前歩いてる上鳴が、急に笑い始めた。
上鳴
「お前ら知ってるか?」
切島
「?何を?」
上鳴
「異性へのプレゼントには、隠れた意味ってのがあるんだぜ!」