第3章 【番外編】勝ち気な君へ
部屋の中に、皆の笑い声が響き渡った。
予想外のパイ投げ、パイ塗れの爆豪、姉さんと爆豪の追いかけっこ、追いかけられて叫ぶ姉さんの声…
さっきまで寒気しか感じなかったのに、今は笑えてしょうがない。
爆豪
「テメェらも笑ってんじゃねえ‼︎」
薙景
「ごめんって、爆豪君」
爆豪
「許すか‼︎逃げんな‼︎」
切島
「まあ、もう良いじゃねえか爆豪!薙景なりのプレゼントって事で」
薙景
「ハッピーバースデー」←
BOMB!
爆豪
「黙って死ね‼︎」
姉さん、また余計な事を…
風利
「他人様の家なんだから、“個性”使わないで‼︎壊れたらどうすんの‼︎」
爆豪
「テメェも黙ってろカマキリ女‼︎」
その後、切島君や常闇君や障子君が押さえる形で、なんとか爆豪を落ち着かせる事が出来た。
その間姉さんは…制裁とばかりに、皆から一発ずつチョップやデコピンをお見舞いされてた。