第3章 【番外編】勝ち気な君へ

「「ハッピバースデートゥーユー♪」」


歌いながら、私はある事に気付いた。


「「ハッピバースデー♪」」


隣に居た筈の姉さんが…


「「ディア・バークゴー♪」」


いつの間にか居なくなってる事に。


「「ハッピバースデートゥーユーー♪」」


手拍子が拍手に変わって、部屋中に響く。


「「おめでとう〜‼︎」」


皆で斉唱した…その時、


ブンッ──


私達の間を通って、何かが飛んで行き…


──ベチャッ‼︎


「「⁉︎」」


爆豪の顔面に当たって、白いそれは弾けて飛び散った。