第3章 【番外編】勝ち気な君へ
薙景
「轟君!」
ヒュッ
轟
「!お」
“個性”の風に轟君を乗せ、爆豪君の前まで運ぶ。
その間に私自身も、走る爆豪君に追随した…峰田君を小脇に抱えて。
峰田
(ふおおお!予期せぬラッキー‼︎)←
爆豪君の前に着地した轟君が、直ぐさま“個性”で氷の壁を張った。
爆豪
「邪魔だ‼︎」
BOMB!
轟
「悪りぃな。教室に行かせる訳にはいかねえんだ」
爆豪
「その理由を言えや‼︎」
爆豪君、鬼の形相。
蚊帳の外にされてんのが気に入らないのか、コソコソされるのが嫌いなのか…もしくは両方かな。
薙景
「悪い事してる訳じゃないんだけど…」
なんか罪悪感湧いて来るな〜。