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【暗殺教室】同棲してみた【カルマ】

第6章 ここで暮らそう、そうしよう



「っ・・・!!」


一人、パソコンの画面を見て少し涙ぐむ
傍から見たら変な人だろうけど、今は誰も家にいない

安堵が全身を駆け抜けた

「よかったぁ・・・」

気を張っていた体から力が抜ける

もう一度画面をしっかりと見て、それを確認する

『20134465』

ただの数字の羅列

それが、この画面にのっていることに意味がある


大学のホームページの中の合格者発表のページに
自分の受験番号があった

合格

夏休みとか、ほぼ学校で勉強漬けだったし
遊びになんてもちろん行けなくて
苦しい時もあったし、嫌になる時もあったけど

全部それが報われた

一息ついて、もう一つ番号を探す

彼については心配なんてしていない
絶対に受かってるに決まってる

順番通りに目を通していくと、見つけた

カルマの受験番号

自然と笑顔になる
わかりきったことだけど、嬉しい


そのとき、手元に置いていた携帯が電話の着信を告げた

ああ、やっぱりカルマだ


「もしもし?」
「あ、。おめでとう」
「ありがと。カルマもおめでとう」

一緒の大学だねというカルマに、そうだねと返す

カルマならもっと上に行けたんじゃないかっていう気持ちは合格が決まった今でもまだ消えてない

でも、カルマ自身が、あたしがいるからっていう理由で決めたんじゃないって
自分がそこでしたいことがあるからそこに行くんだって、そう言ったから

もう、我侭を通すだけの子供じゃないんだなって
あたしも、彼も
あの頃に比べて、それだけ成長したんだって
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