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【刀剣乱舞】神 の 寵 愛

第3章 【第2章】 出 張


『へ?し、出張...??審神者に出張なんてあったんだ...』


子狐丸に単騎出陣の命を下した次の日、予定通り子狐には出陣してもらった直後に、こんのすけが突然現れ《出張》を言い渡してきた。


「左様に御座います。貴女様は審神者歴も長く、霊力も他の審神者を優に超えております。そんな貴女様にしか頼めぬ事なのでございます。」


いや...んな事言われても...


『玲一にでも頼めばいいじゃん。あいつも霊力高いじゃん』


玲一とは同じ時期に審神者になった所謂同期ってやつ?
こいつがまたいけ好かない奴で、刀剣男子を物として扱い、夜伽もしてるとか何とか...


「玲一様は『僕は見ての通り忙しい身でね、他の暇そうな人に頼んでみたらどうだい?例えば〖白葉〗ちゃんとかね』だそうで」


へーへー暇そうですみませんねぇ
あっ白葉って言うのは私の審神者名ね(自己紹介遅れてめんごめんご←)


『そもそも出張って何処に行くの?他の審神者のとこ?』



もしそうだったら嫌だなぁ...ブラック本丸とかなら何とか対処は出来るからそっちでもいいなぁ...



「はい、出張先は先日男性審神者が刀剣男士に殺害され荒れ果てた地となった本丸に御座います」


ウソやっぱり他の審神者の所が良かった...


「そんな所行かせる訳ないでしょう、お引き取り下さい」


『宗三...いつからいたの?』


後ろを向くと襖を開け、こんのすけを睨み付ける宗三がいた

めっちゃオコです...

ここまで怒ってる宗三初めて見た気がします...



「先程貴方の声がしたので聞き耳を立ててました、そんな所に行かせませんよ、死にでもしたらどうするんですか?」


おぅ、すんごいオコですねお兄さん、めっちゃこんのすけ睨んでる...



「しかし、もう白葉様にしか頼めないのです。これはもう決定事項に御座います故」



あっ...決定事項なのねー私に拒否権はないと...


『はいはい、行きますよ行けばいいんでしょー?あっ、でも刀剣男士何振か連れていくよ?流石に一人で太刀打ち出来ないし、それからそこの本丸の詳しい資料頂戴ねー』


幾ら何でも相手神様だし、男だし、私か弱いし


「はい、連れて行かれる男士は2振りまででお願い致しますぞ。それから資料はこちらに御座います。それでは善は急げ、明朝お迎えに上がります」
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