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サボテンの花

第1章 あなたがいない時でも


「そうだ、に見せようと思って・・・」
















「・・・?」














なんだろうと思ったら、健くんは私の手を引いてベランダに向かう。














「ほら、これ。」












健くんの指さす先にあったサボテンに、ピンクの花が咲いていた。










「わぁ・・可愛い。」













「ならそういうと思った。」














そういって屈託のない笑顔を浮かべる。












「でもこれなら写真送ってくれれば・・・」












そこまで言いかけて健くんの顔を見ると少し膨れてた。













「直接言いたかったんだもん」













”の笑顔が見たいから”続けて告げられたその言葉に
胸が高鳴る。












「お花がなくっても、健くんが居たら笑顔になるよ」













何気なく言った言葉に、健くんは少し俯いて、次の瞬間












ちゅっ












「あんまり可愛い事言わないでくんない?」












そう言って膨れてる健くんの方がずっと可愛いと思った。













「今日予定あるの?」













「え?特にないけど・・・」













「俺も夜まで仕事ないんだ。」












「でも、疲れてるでしょ?ゆっくり出来る時にした方が・・・」










健くんの手がそっと頬に触れる。


















「一緒にゆっくりしよっか。」













”これしまうの大変そうだし”そう後付けする健くんはやっぱり天邪鬼で












でも大好きだって心から思う。











もう一度サボテンのお花に目をやると、健くんがきゅっと手を握ってくれる。










思いのほかこの子達は、私のことまで笑顔にしてくれた。











それから夜までの私たちは・・・・ご想像にお任せします(笑)







―――END

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