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【YOI・男主×ユーリ】扉の向こうとこちらのエロス

第3章 Tokyo's Midnight


そしてユーリもまた、礼之の行為に快楽を覚えているのか、頭を枕に押し付けた状態で、両手で自分の陰茎と陰嚢を扱き続けていた。
「礼之、礼之っ…礼之!」
「ユリ、ああ…ユリっ…くぅ…っ!」
先程の扉越しとは違い、恋人の欲望と熱を間近に覚えながら、互いが互いの名を叫んだ直後、礼之は一際強くユーリの尻に指を食い込ませると、射精を迎えた。
白い双丘に挟まれた雄の先端から迸った白い体液が、僅かにユーリの腰を汚したが、礼之は咄嗟に自分の竿を右手で掴むと、ユーリの尻とその奥に潜む箇所目掛けて射精を続ける。
「…」
湿った息を吐きながら、礼之は欲望冷めやらぬ視線を、白濁に塗れたユーリの尻に向けていたが、やがて未だ自慰を続けているユーリの首筋から耳朶に舌を這わせながら、右手で暫しの間彼の性器をやんわりと包んで快楽の手伝いをするも、
「…ひぃっ!?やっ、やあああっ!!」
ユーリの奥まった秘所を撫でていた礼之の左指が、肉襞を割って中に入り込むと、数度かき回した。
突然の刺激に悲鳴を上げたユーリは、程なくして3回目で薄くなっていた精を、ペニスの先端から吐き出す。
「痛くはなかったでしょ?ユリのココ、随分柔らかくなってたし、お尻でもイけちゃったみたいだね」
上半身を完全にベッドに突っ伏しているユーリを見下ろすと、礼之は何処かうっとりと呟いた。
「ふふ…ユリのココはまだ処女なのに、僕ので『Cream pie』みたいになってる。もう、君は僕のものだよ。君の過去も初恋の人も、関係ない。君を抱いたのはこの僕だ」
右手でユーリの顔を撫でていた礼之は、その刹那ユーリの舌が、精液の付着した己の指を舐め取り、口に含み出したのを見ると、満足げに瞳を細める。
「──いい子。お風呂入ろうか。僕が汚しちゃった分、綺麗にしてあげる」

ユーリから指を抜き取り唇を寄せた礼之は、初めて彼と甘くないキスをした。
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