第1章 告白
俺は今、猛烈に緊張しています…。
どうしてかって?それはね…
「明星、何の用だ」
目の前にいる氷鷹北斗に告白しようとしているからだ!
「えっと〜…」
trickster、俺たちユニットのリーダーで同じクラスの氷鷹北斗。いつもは口うるさいけど、そんな所がよかったりするんだ〜。だって俺が悪さすればホッケ〜は俺の相手してくれるから!とか言ってるとまたホッケ〜に怒られるからこれは内緒✩
元々、仲間として…友達として好きだったのに、ホッケ〜が傍にいるだけですっごく体が熱くなるんだ!俺自身どうしてか分からなかったから、隣のクラスのサリ〜に相談したら、それは恋だって言われた。
男に恋!?ないない!!ってその時は思ってたけど、それに気づいてからだんだん、ホッケ〜が気になって、ホッケ〜に触れたいとも思ってきたんだ。それで、ホッケ〜を誰にも取られたくなくて、今まさにホッケ〜に教室に残ってもらって告白しようとしてるんだけど……
「明星、いつまで待たせるんだ、なにもないなら俺は帰るぞ」
帰ろうとドアに向かうホッケ〜
「わー!待って待って!ある!あるから待って!」
帰ろうとするホッケ〜を慌てて阻止する
「はぁ……」
ため息をつくホッケ〜。だけどちゃんと待ってくれてる。
言おうと思うけどなかなか言い出せない…。告白ってこんなに難しいってこと初めて知った。
「……あの、さ…冗談じゃないからちゃんと聞いて」
「……?あぁ、わかった」
俺はついに意を決して言うことにした
「俺、ホッケ〜が好き!」
「……そうか」
あれ…?もしかして友達としてって思ってる?玉砕する覚悟で言ってるけど…。受け取って貰えないのは辛いよホッケ〜!
「あ、あのさ!友達とか仲間としてじゃなくて恋愛的な意味な!」
「あぁ……」
……?なんだろ…え、終わり…?振られた?それか言葉に出ないくらい引いてるとか?
戸惑っているとホッケ〜に異変が……
「…………、……!?」
「……!」
目を丸くし俺をみるホッケ〜
ようやく気づいたか……、あー、振られるのかな…
そして、ホッケ〜は口を開いた。