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君はNo.1!

第4章 つなぐ手と手


大貴「遅くなってごめん!」


大ちゃんは花凛が一人妄想してたのを見てなかったかのように接してくる


花凛「あの、さ…」


大貴「ん…?」


大ちゃんは花凛の顔をのぞきながらそう言った


花凛「な、なんでもない!!」


花凛(何でこんなに大ちゃんにドキドキしてんのよ!付き合う前よりドキドキしてるじゃん!)


大貴「花凛…」


大ちゃんは花凛の耳元に口を近づけるとボソッと言った


大貴「花凛が妄想してたの誰にも言わねえから…二人だけの秘密な?」


大ちゃんは花凛から離れ花凛と目があうと眉を少し上げながら「…な?」と言った


花凛「…はい。」


大貴「今日はやけに素直だな!かーわいい」


花凛「…!!」


花凛(大ちゃん、今日どんな夜にしてくれるのかな…すでに心臓破裂しそう…」


突然大ちゃんは花凛の手を掴み走り出した


花凛がせっかく整えた身だしなみも気にせずに一目散に走り出した


花凛の心拍数は上がる一方だった
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大貴「着いた!」


目の前にはお洒落なカフェがあった


大貴「ここのディナーすごく美味しいんだから!ほら行くぞ!」


二人はカフェに入った


大貴「うわっこのハンバーグプレート美味しそう…カリカリポテトのってんじゃん!俺これにする!」


大貴は5歳児のような無邪気な顔でにこにこしてる


花凛「じゃあ私はビーフシチューとパンのセット!」


大貴「了解!、すみませーん!注文お願いしまーす!」


二人は注文をして料理を待った


大貴「今日も学校だったのに明日も学校とか…」


花凛「明日日曜日でしょ?まだ資料完成してないの?」


大貴「…そうなんだよ。だるーい。花凛癒してくれー」


花凛「嫌でーす。真面目にやってたら今頃不備なんて!」


大貴「うっ…!本当に今日はごめんってー!怒らないでよー!」


花凛「怒ってないし!」



そっぽを向く花凛


すると大ちゃんは、カウンター席に座っていた二人の距離を埋めるように花凛の肩を寄せ顔を近づけてきた
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