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The night dream of fairy【気象系BL

第10章 夢想の智



おいらは目の前に現れた大きな青い扉に向かって 


コン コン コン

ノックをしてみたけど・・・


なんの返事もなかった。


だから、そっと開けてみら 


その中には小さな男の子が泣いていた。  


まだ2.3才ぐらいかなぁ…。


男の子はさっきの おいら みたいに 

膝を抱えて泣いていた。


智「どうしたの⁇」

声を掛けてみたけど・・・

その子はずっと泣いていた。

おいらは、どうしたらいいか分からなくてなって

その子の肩にそっと触れて 

優しく問いかけてみた。


智「君はいったい誰⁇

何処から来たの⁇

なんで泣いてるの⁇」


その子は急に泣くのをやめて・・・


ゆっくり顔をあげた。


男の子の耳には

綺麗な青い石のピアスが付いていた。

おいらは、何処懐かしい物を見たような

そんな錯覚がした。


智「綺麗な石のピアスだね。

ねぇ・・・本当に君は誰なの?」


その男の子は・・・・

振り返りおいらの方を見た。


「僕は…君だよ!!」


おいらはびっくりして声も出なかった。

だって、その顔は紛れもない自分自身だったから


「どうしたの? 君が僕を呼んだんだ! 」


急に怖くなって逃げだそうとしたら


青い扉はすでに跡形もなく消えていた。




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