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【バレンタインデー特別企画】狼彼氏(仮)

第3章 受け取れ、全部


服を脱がせ、その白い素肌を外気に晒す。


「私ばっかりやだ...。

星夜さんも脱いで...?」


顔を赤らめながら言う。


何度そういう雰囲気になっても、美織の反応は変わらず初々しい。


恥ずかしがる素振りだけでも俺の身体は素直に反応を示す。


「ナニ?

見てェの?俺の裸」


「ち、ちが...だって、なんか不公平.....。

私だけ恥ずかしい思いするなんて...!」


少し意地悪く言葉を返せば、思った通りの反応が返って来る。


「冗談だ。

今度部屋でする時に脱いでやるっつったもんな」


ポン、とその小さな頭を撫でる。


コロコロ変わる表情は見ていて飽きない。


自分の制服に手を掛け、肌を顕にしていく。


「目瞑ってたら見れねェぞ」


ギュッと固く目を瞑っている美織。


自分から言った癖に。


「別に見たいとか、そういうのじゃなくて、ただ、私だけ恥ずかしい思いするのはって...」


目線を合わせようとはせず、どもりながら言う。


「興味なくても見とけ。

美織以外の奴に見せる気はねェ身体だから」


真っ直ぐ顔を見つめてそう言えば、潤んだ瞳とかち合う。
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