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私の妖精アカデミア【更新停止中】

第11章 学級委員長の座は誰に!?


投票の結果、なんと出久君が三票も獲得した事により、彼が学級委員長となった。

「僕三票ー!!!?」
「0票…分かってはいた!!流石に聖職と言ったところか…!!」
「じゃあ委員長は緑谷、副委員長は八百万だ」

「ママママジでマジでか…!!」
「いいんじゃないかしら」
「緑谷、なんだかんだでアツイしな!」
『おめでとう出久君、百。二人とも頑張ってね』

微笑みかけると、二人は私から思いきり顔を逸らした。どうしたんだろう、顔が赤いけど。

「誰だよデクに入れたヤツ!!ぶっ殺してやる!!」
「!!!(ビクッ)」
『お茶子大丈夫?』
「う、うん…」

なるほど。お茶子は出久君に入れたようだ。勝己君、相当キレてるね。

「暁、てめぇか!」
『残念ハズレ〜。私は別の人に入れたから』
「あれ?じゃあなんで暁さんの所に一票入ってるんだろう」
『え?』

黒板を見ると、確かに私の横には棒線が一本確かに引かれていた。誰かが私に投票したのだろうか。

他の人の票数を見ようとしたが、ちょうどチャイムが鳴ってしまい先生に消されてしまった。残念。

『次の授業の準備しなくちゃね。席戻ろっか』
「うん!…そうだ!暁ちゃん一緒に食堂に行って食べへん?」

なんでも今日は限定メニューがある日だそうで、お茶子は心做(こころな)しかとてもウキウキして見える。

『うん、いいよ。多分いっぱい人が来るだろうし、早く行かなきゃね』

私から了承が取れたお茶子はそれはもう嬉しそうに喜んでいる。余程限定メニューが食べたいのだろう。

授業が早く終わる事を願いつつ、私は次の授業に使う教科書を引っ張り出した。
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