• テキストサイズ

私の妖精アカデミア【更新停止中】

第9章 初めての実践


「わーたーしーがー!!」

「普通にドアから来たー!!」

バァーンとドアが開き胸を逸らした状態で入ってきたオールマイト…先生。

「オールマイトだ…!!」
「すげぇや、本当に先生やってるんだな…!!!」
「あれ、銀時代(シルバーエイジ)のコスチュームね…!」

皆が口々につぶやく。

『…っ出来れば、普通に入って来て欲しかったな…耳が痛い』
「お、お姉様っ、大丈夫ですか!?」

オールマイトの大声に思わず耳を覆って俯(うつむ)き呻いていると、百が心配そうに声をかけてくれた。

滅竜魔導士の五感は常人よりとても優れている。役に立つ方が多いが、その分苦労はある。

『…ナツの大声に比べたら、まだマシな方かな』

六魔将軍(オラシオンセイス)のコブラと戦った時のナツの咆哮は凄まじかった。
私は遠くに居たからよかったけれど、コブラの耳はたまったもんじゃなかっただろうな。本人も忌々しそうに話してたし。

「お姉様…?」
『大丈夫、一人言だから。ありがとう百』

少しデジャブを感じながら前を見る。こんな些細な事で下を向く訳にはいかない。

「私の担当はヒーロー基礎学!ヒーローの素地をつくる為、様々な訓練をする課目だ!単位数も最も多いぞ!」

確かに、ヒーローになる為には絶対必要な課目だ。

「早速だが今日はコレ!!」

オールマイト先生が「BATTLE」と書かれたカードを出す。成程、今日は…

「戦闘訓練!!!」

「戦闘……」
「訓練…!」

教室中から座喚(ざわめ)く声が聞こえる。

「そしてそいつに伴って…入学前に送ってもらった「個性届け」と「要望」に沿ってあつらえた…戦闘服(コスチューム)!!!」

「「おおお!!!!」」

「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!!」

「「はーい!!!」」
/ 150ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp