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私の妖精アカデミア【更新停止中】

第21章 水竜VS冷徹猫



身長かな?皆背が高いし…。頭の良さ?でも愛龍もそれなりに回転が速い。いや、実力?でも彼も最強メンバーの1人だ。私の練習相手のせいもあってか、エルザやラクサスともいい勝負になっていた記憶がある。

悶々と考えていると、思考を見透かされたのか呆れたのか半ば半ギレの愛龍の声。


「…言っとくが、オレがアイツらに嫉妬したのは…お前と仲が良かったからだよ!!」
『…え!?』
「こっちの気持ちも知らねーで…ナツとは距離がいつも近ぇ!スキンシップが多い!ウェンディは女同士だからまだいい。あんのクソ鉄野郎、何かとお前と仕事多かっただろ。お前も心配だからって自分からホイホイ着いて行きやがって!」


「スティングも何かと理由付けてお前の後着いてってた!しかもさり気なくデートコースに連れていきやがるし…ローグは大人しい分厄介だ。自覚してんのかしてねーのか行動がいちいち危うい。あの時もそうだ!お前が闇ギルドの人間と付き合うとか言い出し_」


『ちょ…ストップ、ストップ!!』


遮っても、まだあるぞ!とヤケクソ気味に独白が続く。驚いた。彼がこんなにもヤキモチ妬きだったなんて。それにしても意外と周りをちゃんと見ている。


『なーんだ、安心した!愛龍がちゃんと他人を見れてて良かった。私の事そんなに心配してくれてたんだね。ありがとう!』


愛龍め、中々良い性格をしているではないか。前から素っ気なかったり冷たい態度に少し寂しさがあったが、中ではこんなに私の事を信用してくれているなんて。


『私も愛龍の事、好きだよ』


恐らく私は今、締まりのない顔をしているだろう。仕方ない、相棒のこんな可愛い一面を知れたのだから。

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