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迷い道クレシェンド【HQ】【裏】

第105章 【番外編】返せない


徹さんが、今日も私を呼ぶ。
放課後教室に、と、人には聞こえない囁き声で。
私はそれを逆らうことが出来ない。
来なかったらこの関係を親にバラすと。
はたまた学校の関係ない人達に私の過去をバラすと。
友達一人すら出来ないこの空虚な校内で、何をされたところで…。
それでも私がこの人を壊してしまった、だから、私が──……。



教室に呼ばれてすぐに一人でスるようにと命令される。
それを携帯に録画される。
カシャ、というシャッター音も聞こえる。
「……っ、うっ、あっ…」
私の短い指ではナカの弱いところなんて到底辿り着けない。
芽のほうで慰めていると指を入れるように指示される。
「ほらもっと入れなよ」
私の指と一緒に、ゆっくりと徹さんの指も入ってくる。押し入る圧迫感に、ひっ、と息が止まる。
「いつももっと太いの入れてるだろ」
乱暴に長い指が弱いところを掠った。
「あっ!!!」
「ここ、弱いんだ」
「あぁ…あっ、あっ、あ、いやぁ…」
首を横に振って嫌がっても当然無視される。
私はどうせおもちゃに過ぎない。
「いやぁ…きちゃ、う…!!」
「一回イッとけ」
コリコリと音がするんじゃかいかというくらい芽の裏側を擦られて、学校だと言うことも忘れて甲高い声が上がってしまう。
「だ、めぇ、あっ、あっ!
いやぁぁぁあああっ!!!!!」
ひくひくと身体が震える。
お腹の奥が脈を打っている。
「は、はぁ、は…」
「気持ちよさそうだねぇ」
ははっと明るく笑われて、鞄をガサガサと漁る音がする。
割と大きめのグロテスクな玩具を差し出され、早く、と顎で指図された。
従うしかないけれど、羞恥心と不安と…怖いのとで手が震える。
今すぐ走って逃げたい……。
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