第104章 【番外編】美味しい愛
そんなつもりはなかったのに私は何故か果てていて、空っぽのお腹の奥をきゅうきゅうと締め付けている。
本来別の口で受け入れるはずだった精を口から流しながら、目の前はチカチカとしていて、息を整えながらぼーっとするしか出来ない。
辛うじていつものように果ててしまった時の水分は出なかったようで、このあと来る人のことも考えるとそればかりは良かったと思わざる終えない。
その後のマネージャー業といえば散々だった。
ぼーっとしていて全く上手く動けなくてとても反省した。
他の人からはとても心配されて、帰宅してからもメッセージがちらほら心配の声で届いていた。
一方の大切なパートナーは、
「半無理矢理なシチュで何興奮してんだ、変態」
と呆れたように言ってきた。
私もそう思ったのに、すっかりそれがくせになってしまい、しばらく続けてもらった……。