第7章 経過報告

美羽「で？だから何だってのよ」
櫻「だから、同じなんではないかと」
美羽「え？」
櫻「おそらくですが、犯人も松本と同じ理由でゆで玉子を食べている人物…と思われます」
松「同じ理由…。あっ」
櫻「そう！」


やっぱり電気工事のアルバイト青年！結構細マッチョで、若干肉体美追求してる系だったんだよね。聞き込み行ったときも『いいカラダしてますねー、ふたりとも！』って松本の肩とか俺の腕とかやたら触ってきて。もしかしてソッチ系？って思ったけど…そういうことなら納得。


松「やっぱあいつかよ、犯人！」
櫻「ま、言い切れないけどね。現状では限りなく黒に近いグレーってとこかな…」
松「絶対あいつですって！」
櫻「この殻は、たまたまどこかに付着していたものが盗んだ時に落ちたか、あるいは別の意図があって置いていったか…」
松「別の意図…。それって捜査を撹乱させようっていう小細工！？俺らをミスリードさせようとして…。うっわ、なんかミステリーっぽくなってきましたね、先輩ッ♪」

ま、若干こじつけ感が強いのは否めないけどね。でもホラ、なんせ俺の夢だから。実はまんまとミスリードされてて、これもただのゴミで事件とはまったくの無関係！…ってオチかもしれないが(笑)。

キャッキャとどこか楽しげな松本の背後で、般若が出現。