第5章 〜あぶねぇ水着〜
『ねぇ!まぁちゃん、今日放課後、昨日オープンしたマジカルパンケーキ食べに行こうよ!』
『ぅんっ!』
その様子を見る男子たちーー。
『なぁ、最近まぁちゃん雰囲気やわらかくなったよな!』
『あぁ!親しみ易くなったっていうか。あぁ見えてけっこう天然だしな!』
『あとさ、この前も、コロ先生がネタでちょんまげしてるの見て、その後、何してるのかと思えば、一生懸命長い髪あげてちょんまげしようとしてるしな…』
『カルマになんかしょっちゅうイジリ倒されてるし…。』
『だって、まぁちゃん、ほんとにおもしろいんだもぉん!』
『カルマ…いたのか。』
竹林『ところで、こんなモノを手に入れたんだが見てくれ…。』
『水着?!!しかもこれ、あぶねぇ水着じゃねぇか?』
『どこで手に入れたんだ?』
竹林『ネットで10枚セットだった。』
(ネットで売ってるんだ…)
『あぶねぇ水着って確か、敵を見惚れさせて一瞬動きを止めるってやつだろ?』
竹林『あぁ。エロい敵ほど効果がある。あのエロいコロ先生にぴったりだ!』
『でもよ…誰に着せるんだ?』
杉野『かっ神崎さんは?』
木村『いや、倉橋みたいなゆるふわ系もいいよなぁ?』
岡島『矢田も推定Eカップだしな…うひょひょひょ。』
渚『岡島君……。』
岡島『でもさぁ、何て言ったって、あのナイスバディと容姿を持ち合わせたまぁちゃんが着たら…。
もう俺、悩殺されちまうぜぇ!』
『ちょっと、男子!何話してるの?』
『あっ!いや!別に…。』
前原君が後ろ手で咄嗟に隠した水着の一枚が落ちた。
『エンチャント!』
【まぁがあぶねぇ水着を装着した】
みんな(えっ…………。)
私『ただの水着じゃん?』
ボンッ!
『おにーたんたち、まぁのこと、しゅき?』
【岡島、前原、木村、竹林、杉野、魔王が悩殺された】
(何で魔王が混じってんだよ…!)
カルマ『まぁちゃ〜ん!そのまま俺と2人っきりで海でも行こうよ〜?おいしいアイスクリーム、おごってあげるからさ!』
(まぁ!行くな!行っちゃダメだ!)
『ま、あんま他の奴にその姿見せたままなのは嫌だから、服、魔法で戻してよね!』