第7章 派生③おそ松&チョロ松END
…………
チョロ松さんはお怒りである。
「二人とも風呂に入るの、長すぎ。俺、ずっと待ってたんだけど?
二人がイチャついてる間、どれだけ中に入りたかったと思ってるの?」
つまりのぞき見してたってことでしょう、変態松が。
「……ん……ん……」
「だから悪かったって、チョロ松。でも露天風呂だよ?
松奈が一緒に入ってるんだよ? そりゃ可愛がりたくもなるって」
籐椅子にもたれ、地方局のローカル番組を見ながら、おそ松さんは少し眠そう。
「や……だ、め……ぁ……っ……」
「これなら俺を先にしてもらうんだった。ねえ松奈? 聞いてる?」
「ち、チョロまつ、さ……そこ、だめ……や……」
私はお布団だ。浴衣を広げられ裸身をさらされ、チョロ松さんにさっきから責められている。主に肉体的な意味で。
でも私は夕方に一戦、さっきも一戦交えた後なのだ。
どうしても反応が鈍くて、マグロっぽくなってしまう。
フ○ラもイマイチ力が入らず、チョロ松さんは不機嫌だった。
「いいよ。明日の朝、俺と温泉に入ってよね」
私の腰をつかみ、揺さぶりながら言う。
「は、はい……ぁ……や……」
それでも私だってクズだ。
行為が進むと勝手に快感を感じ始める。次第に喘ぎ声が大きくなる。
「温泉って聞いて声が変わったよな。温泉でやるの、そこまで気に入った?」
呑気に言うおそ松さん。いや温泉というワードに反応したわけじゃ……。
「じゃ、明日楽しみにしてて。君ってHな子だよねえ……」
抽挿を強くしながらチョロ松さんが独り言のように呟く。失礼な!
「ホントホント、一松にはもったいなさすぎ」
てめえ、その名前を、口に、するんじゃ……!
「ぐ……松奈……っ……」
チョロ松さんが腰を奥まで打ち付け、歯を食いしばる。
私も布団の上で声を上げ、チョロ松さんの背を抱きしめた。
「あ、あ、ああ、や……だめ……ああ……」
「……ん、松奈……そんな、締め付けて……ぅ……」
「もっと、強くしてっ、や……あ……やだっ……! あ、ああ……っ!」
「あー、もう。声でけーっての」
視界の端におそ松さんが見える。テレビを眺めているかと思ったら、自分のモノを出して、こっちを見ながら扱いていた。
何、この狂った空間。何なの、この三人。