第6章 初めての恋
雅紀「俺は元々恋愛対象が男の人で…初めて図書室で二宮君を見た時に一目惚れして、毎日図書室に来て、図書室以外の姿も見たくて友達に聞いたりして、教室にまで行ったの…」
和也「……」
雅紀「少しでも話すきっかけがほしくて…二宮君が借りた本を読んだりして…」
和也「相葉…」
雅紀「ごめんね…彼女いるのに男から告白されて…気持ち悪いよね…。」
もう逃げ出したい。
和也「彼女?なにそれ?」
雅紀「えっ、だって駅前の本屋さんで女の子と歩いて…」
和也「あれか。あれは妹なんだけど。」
雅紀「えっ!」
あの可愛い女の子、二宮君の妹さんだったの〜⁉︎
でも確かに少し顔が似ていたような…
雅紀「そうだったんだね…」
和也「別に、お前に告白されて気持ち悪いとか思わなかったから。あの時はついていけなくて断ったけど、まずはさ…」
二宮君が手を出して、
和也「友達からでいい?」
雅紀「はい…」
俺は差し出された手を握った。
俺の初めての恋は、
まだ諦めなくてもいいのかな…?
まずはゆっくり、
友達からでお願いします…
〜続く?〜