第3章 モヤモヤのち晴れ模様
和也「心配しなくても俺はあなただけなんだよ?」
雅紀「和…」
和也「なに、信用してなかったの?」
雅紀「だって、後輩みんな和の家に行くから…」
和也「無理矢理押しかけて来るんだよ。彼奴ら。」
じゃあ、もう…
雅紀「ちょっと安心した。」
和也「浮気なんてするはずないでしょ。」
雅紀「うん…」
お互い靴を脱いで俺は和を抱きかかえた。
和也「ちょ…」
雅紀「今夜は寝かせないよ。お姫様。」
和也「バカ…もう…」
嫌そうな顔じゃないってことはいいんだね?
そして俺たちの夜は甘くて…
久しぶりに触れた和の体は変わらない。
乱れても声が枯れても俺たちは深く愛し合った。
和也「それで、ここ最近イライラしてたの?」
雅紀「そうだよ。俺たち、マメに連絡するわけじゃないし…」
和也「会いたいって言っててくれれば会いに行ったのに。」
雅紀「へっ?」
和也「おやすみ…」
本当に?って聞こうとした時には和はもう寝ていた。
だったらこれからはもう少し我が儘言ってもいいよね…?
雅紀「おやすみ、和。大好き。」
俺のモヤモヤは明日からは晴れ模様になりそうだ…
〜END〜