第1章 【ライナー】愛しき日よ
ゆっくり離れると、照れたように2人は笑う。
「本当に・・・サラには振り回されっぱなしだ」
「優等生でも攻略は難しい?」
「ああ、本当に厄介だ」
するとライナーは思い出したように立ち上がる。
「ヤバいぞ、戻らねぇと兵長が・・・」
「そうだね、じゃあもう一本だけ煙草吸わせて」
「ダメに決まってるだろ!!」
結局サラに言いくるめられ、見つめられ、甘えられたライナーはサラが煙草を吸い終わるまで残り、ようやく戻った後はリヴァイにしっかりと絞られたのは言うまでもない。
「・・・本当に、振り回されっぱなしだ・・・」
「ふふ、可哀想。大好きだよ、ライナー」
「あぁ・・・俺もだ・・・」
ーENDー