• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第88章 神聖たる導き





人が人を想う心に、罪は無い

それを理由に挙げ、想いを利用し、無責任を正当化することに…!!
悪が宿るんだ!!!


恩に恩で返さない
それが…仇返し、思い遣りの不循環を引き起こし
癌となる……

人にしてもらっている自覚も無く、さも当たり前のようにもらい続けるばかりで何もしないのが恒常化する…それを、腐敗と呼び、堕落と言う――

そして人は…癌となる……


二度と生まれない、生きられない存在と化す

そうするのは――己自身だ、人では無い!



手前勝手



裁判における法令

第1審
・容疑者本人達を介さず、情報と捜査によって審査し、罰を与えるべきかを審議する

第2審
・容疑者本人達を強制的に召喚し、どう考え、どう思い、どう感じ、どう言葉を発し、どう行動に起こすのか、それ等を全て調書に起こし、再度判決を改める為に執り行われるものとする(その折、言い渡す裁判官は一人のみとし、殺そうとするか、保身に回って醜く喚き立てるか、いずれかに走れば問答無用で処刑(死刑)とする)
※情状酌量の余地あらば減刑されるが、それは既に第1審にて執り行われており、第2審で言い渡される罪状と判決はそれ等を全て差し引いたものとする

自由に行動させる
防衛隊により逃げられないのは確定事項なので気にしない


自らの手前勝手が通ることが当たり前とする
その蛮行、心根、赦し難し、筆舌に尽くし難し
断じて赦すべからず
度し難い存在であると認知すべし

そう固められていた
法令で


第2審は救いようのないもののみ
第1審の時点で救いようのある人は救済措置が既に執り行われている



私は人として生まれた
人として生き、人として死ぬ

この世は、人類は、腐敗の温床…


それでも…それに抗うことことが出来るのも、また、人だから



そう信じたいだけなのかもしれない…

それでも……


そう在って欲しいと……望みを捨てられない



エリザベス「傍に居るから…」微笑

ケイト「……←瞠目

…←震える手を抱き締めようと前に伸ばし
^^←ぎゅうっ

ありがとう←瞑目し、微笑みを湛える


私達を、神になるまでの間、ずっと実在化をし続けてくれたのは…始祖神だから

創世神が
原初の神々が
皆で生み出して
守ってきた今ある全てが

大好きだから――


無駄になんか、させたりしないから


/ 5245ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp