第7章 無神コウ『愛の意味』
ー翌日ー
ユイ「いい天気だなぁ」
ユイはバラ園にいた
花は癒しの効果があるからと久しぶりに外に出てきた
すると....
?「こんな所に居たんだ。エム猫ちゃん」
背後から声がする
ユイ「わっ!こ、コウくん!」
突然現れ驚く
コウ「そんな驚かないでよ。」
ユイ「体調大丈夫なの?」
コウ「うん。もう大丈夫だよ。俺ね、君に話があって」
ユイ「なに?」
コウ「....ごめん。君を試すような事ばかりして、君を傷つけた。
でも、やっと気づけた....
俺にとって君は大切な存在だ」
ユイ「えっ....」
動揺するユイ
それを見てコウは微笑を浮かべる
コウ「実はね俺のこっちの目義眼なんだ。」
自分の目を指さす
ユイ「え?」
コウ「俺は昔に片目を失って。これは、あの方にもらった目なんだ。
この目で見ると人の心がよめる。俺はこの目で君の心を見て愛の形を分かった気でいたんだ。
でも、間違いだった。
らんに聞かれて初めて理解しようと思った。俺にとって君の存在はなんなのか。」
ユイ「コウくん....」
コウ「まだ、この気持ちが愛かどうかは分からない。だから、俺は少しずつ理解していこうと思うよ。もう、君を傷つけたくないからね」
コウは微笑む
コウ「だから、また間違った事したら言ってよ。俺が求めてるものはきっとその先にあるから」
ユイ「うん!私も手伝うよ。コウくんの為に!」
その時、コウは驚いた
なぜなら....
コウ「....なんでだろ....君の中に青空が見える....」
ユイ「?」
そして....
コウはユイに近づく
腰に手を当て....
ーーちゅっ
ユイ「コウくん....//」
コウ「今のは?間違ってない?」
ユイ「うん//」
コウ「ふふっ♪よかった♪」
コウの顔が益々笑みでいっぱいになる
彼に足りなかったモノは少しずつ満たされていた