第1章 転校生~無神兄弟~
ユ「えっ....」
見知らぬ生徒に動揺する
ア「お前ら....何もんだよ」
すると、黒髪でどこか冷たい目をした男性が言う
?「俺らは今日転校してきたんだ。」
ユ「転校生?」
?「俺はルキ。無神ルキだ」
すると、 ルキの後ろから落ち着いた金髪で整った顔立ちの男性がひょこっと顔を出す
?「俺はコウだよー!よろしくね!エム猫チャン♪」
ユイ「エム猫!?」
そんな彼女をウザったそうにみる長身でがっしりした男性
?「俺はユーマだ。ったく....ほんとに形からして雌豚そのものだな」
ユイ「めすぶたって....」
そんなユーマの後ろに包帯を巻いた男性が....
?「俺は....アズサ....よろしく....イブ....」
不思議そうにしているユイ....すると....
ア「猫やら豚やらうるせーんだよ!お前ら下級魔族が手ぇ出していいような奴じゃねぇんだよ」
ユイ「魔族!?って事は....」
ル「ほぅ....俺達がヴァンパイアとゆうことは気付いていたのか」
ア「あたりめぇーだ!俺様を誰だと思ってる」
コ「なーら話は速いね♪俺達もその子に興味あるんだよね~」
ア「は?」
ユ「だから、ソイツ寄越せよ」
ユイ「えぇ!?」
動揺するユイ
ア「はぁ?ふざけんな。コイツの血は俺様のもんなんだよ!」
アズサ「イブは....それで....良いの....?」
ユイ「ズキンッ....」
確かにこのまま逆巻家にいれば一生自由は無いだろう
少し考え込むユイ
ル「アズサの言う通りだ。俺達はイブの考えを優先したい。」
コ「まぁ、無理なら力ずくで奪うしかないけどさー。」
ア「はっ。くだらねー。餌の意見をとるなんかお前ら馬鹿じゃねーの?」
ユ「俺もしょーじき面倒なんだよ....けど、イブはあの方にとって大切みたいだしなー....」
ユイ「あの方....?」
ル「まぁ、今日はひとまず帰る。お前が自分の意思で日常を変えたいと思うのを待つ。」
コ「その日も遠くないと思うからね〜」
コウはユイの目をじっと見つめる
ユイ「それって.... 」
ユイが
聞こうとすると聞き覚えのある声に遮られた
レ「なんの騒ぎですか?貴方達!」
廊下の向こうからやってくる逆巻兄弟
ル「お前達。行くぞ。」
無神兄弟は行ってしまった....
彼らは一体....