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不完全な『アダムとイブ』

第1章 転校生~無神兄弟~


「おい!チチナシ!」

後ろから聞きなれた声が聞こえた
違和感のある呼び名はスルーしよう

ユ「あっ。アヤトくん」

ア「あっ....じゃねーよ。さっきから呼んでんのに無視しやがって」

ユ「ごめんなさい....どうかしたの?」

ア「用がなきゃ呼んだら駄目なのかよ。チチナシのくせに」

ユ「もぅ....」

彼は子供っぽい所が多々ある。
けど、ユイはそんな彼が可愛いとまで思うようになっていた

2人がそんな会話を広げていると....

?「フッ....逆巻の子息ともある奴がこんな子供とは....滑稽だな」

後ろから急に話しかけられた

?「へぇ〜ちょっと意外だね〜」

?「所詮、我儘なお坊ちゃん育ちなんだろーぜ」

?「彼女が....イブ?」

後ろには4人の制服姿の怪しい雰囲気を漂わせた男子生徒

ア「お前らは........」
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