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不完全な『アダムとイブ』

第4章 無神ルキ


朝....目が覚めるとユイはルキの部屋にいた

ユイ「ん....」
ルキ「やっと起きたか」
ユイ「....!」
目を開けると目の前にルキが立っていた
驚きのあまり、固まる

ルキ「はぁ....全く主人の手を煩わさせるとは....」
ユイはルキが部屋に運んでくれた事を思い出し
ユイ「あ、ありがとう。ルキくん」
ルキ「そんな事言う暇があったら早く着替えろ」
バサッ

ルキはユイに制服を渡す

ユイ「え!?私、学校行っていいの?」
学校には逆巻兄弟がいるため、学校には行けないと思っていたユイ

ルキ「当たり前だ。まぁ、確かに危険だとは思うが、これもあの方からの命令だからな」

ユイ「また、あの方?」

ルキ「とにかく着替えろ。そろそろリムジンが来る」

ルキはそう言うと部屋から出ていった

ユイ(気を使ってくれたのかな....?)

逆巻と同じヴァンパイアでも、彼らには無かったものが彼にはある。そんな気がした
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