第14章 不完全
ー無神家ー
「ったく....なんでニートが来んだよ」
シュウは無神家に来ていた
見慣れない客人にユーマは動揺する
「まさか、こんな所に家があるなんてな」
彼は、家は大きく、逆巻に負けないくらいの屋敷だなと思う
しかし....どこからそんな金が?
コイツらの様子やらんの話しからは金持ちとは少し考えにくい
ガチャ
らんを部屋に連れて行ったルキが帰ってくる
「らん....大丈夫か?」
「あぁ。熱が少しあるが大丈夫だ。先程の吸血で体力を失ったんだろう」
ルキはソファーに座る
「はぁ....アヤトがやったんだな」
シュウは頭を掻く
「お前の弟も困ったものだな」
「兄貴なら、ちゃんと面倒見ろって言ったのは何処のどいつだよ....ったく」
ユーマとルキは軽い悪態をつく
シュウもアヤトには腹が立っており特に問題は無い
「それで....あんた達は何が目的なの?」
最も疑問に思う事を聞く
突然現れた無神兄弟....
コイツらが小森ユイを攫った理由は?
「....らんは何者なんだ?」
ルキは順をおって説明していく