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不完全な『アダムとイブ』
第12章 無神アズサ『存在意義』
物心ついた時にはもう
家族と呼べる存在は居なかった
居たのは、俺を殴る蹴るしてくる
同じ孤児の子供達だけ....
俺も最初は痛くて、辛かった
でも、あるとき俺は気づいた
彼等も大人達にいいように嬲られていると
結果全ての鬱憤を溜めた子供達は俺を最後のはけ口としている
あぁ....これが俺の役目なんだ
俺も誰かの役に立てる....
これが、俺の"存在意義"だーーーーー
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