第6章 私の弟
今日はバイトもお休みなので学校が終わってからすぐに帰宅した
『ただいま、李亜』
李亜「おかえり、レイラ…」
この子は弟の李亜 なんでもすぐにできちゃう天才肌!私の自慢の弟♪(ちなみに小6!)
『今日はバイトもないから、家で何かしよっか?』
李亜「うん」
李亜はクールでよくモテる おまけに顔もいいからファンクラブまである 本人は気づいてないけどね☆
李亜「宿題、家族へ質問しなくちゃいけないんだけど…いい?」
『うん、もちろんいいよ!』
私たちの両親は、父が写真家で外国へ、母は女優であまり家に帰ってこないため、私が親みたいなモノ
でも、両親からは手紙が届くから私は寂しくない
李亜「えっと…最近、心配していることは…?」
『そうだねー、バイト先の女の子と仲良くなれなくて、この先のこととか心配かな?』
李亜「そっか…じゃあ、困ってることとかは…?」
『やっぱりドSのこと!!バイト先でも、やっかいな人に会って…困ってる…』
李亜「なるほど…それなら楽しかったことは…?」
『バイト仲間とおしゃべりしてるときが楽しいかな♪』
すると、李亜はくすっと笑った
李亜「やっぱりバイト先の話ばっかりだね…」
『えっ!?』
《学校の宿題で、こんな答えじゃマズかったかな!?》
なんて考えていると
李亜「学校でこんな宿題でてこないよ…レイラはいつもバイトの話をしているから…休みの日くらい、肩の力を抜いたら…?」
李亜はいつも私のことを見ていてくれる
いい弟を持ったものだ…