第7章 覚悟
「やめっ!」
試験官の声が会場に響き筆記試験が終わった。
次は面接らしい
「やぁ、どうだった?」
試験終了してからそんなに時間も経ってないのに
ロイは私の元へ来て…くれた?
『余裕だった…なんか、がっかり』
「余裕…かぁ」
なんて笑いながら頭を撫でる
『えっ…と?』
頭を撫でられるのがあの時以来で戸惑ってしまった。
「いや、なんとなく撫でたくなってな。
次は面接だな、行くとしようか?」
そう言ってまたロイは手を差し伸べてくれる
私にこんなに優しくしてくれたのは…
お母さんとロイぐらいだ…