第3章 あなたが私の1番(リュカ)3
返事も待たずに、ずいと中へと進めると、
シーナが小さく声をあげた。
「…かわいい…シーナの中すごく良い。」
ちゅっと音を立ててキスをし、優しく髪を撫でる。
「あ、あっ…リュカッ…!」
シーナはリュカの腕をぎゅっと握りしめ、律動に合わせて甘く喘ぐ。
「シーナッ…愛してるよ…」
言葉にできず、シーナはこくこくと頷くことで返事をし
そのまま快感へと身を委ね、
「んっ…、気持ちよさそうだね…」
リュカに中を刺激される度に甘い吐息を漏らしながら、全身を震わせる。
(シーナ…そろそろ限界かな…?俺ももう…)
リュカがずん、ずん!と大きく腰を打ち付けると、シーナの体ががびくりと跳ね、
「…ッあああっ!!」
ドクドクッーーー
「…っふ、シーナ…?良かった…?」
「リュ、リュカっ…」
シーナは力の抜けた腕でリュカを求める。
応じるようにリュカは優しく抱きしめて、何度も何度も口付けし、
「俺がシーナのこと、すっごく好きだって伝わった…?」
愛してるーーー耳元で囁くとシーナは真っ赤になって顔をリュカの胸に沈めてしまう。
(シーナの一挙一動が愛しくてたまらないや…)
顔を埋めたままシーナがやっと口を開くと、
「リュカ私も…愛してる。ずっと応援してるからね…」
互いに強く抱き合い、一晩中勝利の喜びを分かちあったーーー
-end-