第4章 第4章
すばるくんの家を出てエレベーターに乗り込みドアが閉まる
あたしは、涙が止まらんくなった
好きで好きでたまらん
一瞬、付いて行くのを辞めた自分を後悔した
涙を拭い、電車に乗り自宅に向かった
家に付いてソファーにバッグを投げつけた
中身が散乱した
そこには、見慣れへんCDが入ってた
ジャケットを見たら、あたしとすばるくんの写真で
The person I love the most in the world
“この世で一番愛しい人”
と、書かれていた
CDをプレイヤーにセットすると
愛おしい人の声
すばるくんの愛情表現は、決してうまくは無かった
でも、このCDを聞いて
愛されてたことを実感した
最後に呼んでくれた名前・・・
あたしは、一生忘れることは無い
遠く離れてお互い別々の人生になろうと
あたしは、すばるくんの一番のファンでありたいし
あなたの幸せを一番に願う人でありたい・・・
END