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sweet

第1章 第一章





25歳になる



あと数日で



今日も仕事帰りに行きつけのbarに行く




マスター「お疲れ様、あんちゃん」

『ありがとう。もうめっちゃ疲れた』

マスター「頑張り過ぎなんちゃう?最近」

『そうかなぁー…』

マスター「たまには、休まんと」

『うん…ありがとうございます』




あたしが頑張るのは

遠距離中の彼氏の為

一緒に住みたいし

結婚もしたい


だから、お金をお互い貯めてる

彼と一緒に居たいから



1杯だけ飲んで家に帰って眠る


暗い部屋…



彼と住んだら


もっと楽しいやろな


そんな甘い夢を見ながらお風呂に入った





数日後ー



いつものように仕事帰りにbarに行く


いつもの席が空いて無かった



いつもとは違う席についた



マスター「お疲れ様。あんちゃんがここに座ると違和感あるなぁ」


『あたしも違和感あるわー』


そう話してたら

別のお客さんが来た


そのお客さんは、あたしの席の2つ隣に座った


マスター「お疲れさんやなー」


マスターは、親しそうに話してたから

常連さんなんやと思う



あたしは、何も気にせず1杯飲んで

barを後にした






その後、その人とは

時々barで会うようになった


会うと言うても見かけるだけやけど




目も合わせんし


喋りもせん




お互い定位置も離れてるし




お互いbarの常連



ただそれだけ





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