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12色のアイ

第13章 Sweeter than sugar


〜ピロートーク〜

「百合、百合、起きて。8時だよ」
「んっ………え、もう8時!?」
「うん。おはよう」
「おはよう……って、それよりも寝過ごしちゃってごめんなさい……朝ごはんも作ってない……」
「いいよ。今日は特別に許してあげる。ボクががっつきすぎたせいで寝た時には日付変わってたし」
「うん……ありがとう。朝作れなかった分、夜は美味しいもの用意しておくから」
「夜は簡単なものでいいよ。遅くなるかもしれないし」
「でも……」
「……じゃあ、美味しいご飯の代わりに…美味しいキミを用意しておいて欲しいなぁ」
「えっ、わ、私…?」
「うん」
「昨日もシたのに……?」
「うん。だって、キミのことが好きすぎてキミの顔を見るだけで欲情しちゃうから」
「……わ、分かった……」
「ん。いい子。じゃあ、仕事に行ってくる」
「…いってらっしゃい、あ、あなた……」
「!…いきなりどうしたの」
「ちょ、ちょっと呼んでみただけ!もういいからっ!」
「ふふ。ほんとに可愛いね、百合は。行ってくるよ、奥さん」
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