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12色のアイ

第9章 愛のご奉仕


三月side

正直言って状況が把握しきれていない。
彼女の説明が省略しすぎているような気がする。
「ご、ほうし………?」
「うん」
「おまえ、それ、どう言う意味か分かって言ってんの?」
「うん。やだ?」
「全然やじゃない。むしろ嬉しい」
オレがそう言うと彼女の表情が一気に明るくなった。
「よかったぁ」
………すげー可愛い。
「じゃあ、するね」
「おう……って、ちょい、待て!」
彼女の手がオレのズボンのベルトにかかる。
オレの声は虚しく部屋に響いただけでカチャカチャという音を止めることはできなかった。
「わ……すごい……」
どうしてなのかは分からないが、彼女の手つきはスムーズであっという間にオレのものが彼女の目の前に晒された。
「これ、勃ってるんだよね……」
「………そうだよ。悪いかよ」
「ううん、悪くない。私のせいでこうなってるんでしょ?嬉しい」
「おまえなぁ……」
優しく手がオレのを包む。
「は、初めてだから上手くできないかも……その時は、教えて?」
「っ……!」
……上目遣いはずるいと思う。
今ので半勃ちだったのが完全に勃った。
「ん…んむっ……ん、んん」
彼女の小さい口がオレのを咥えている。
その光景だけでもかなりクるのに、口の中が異常なくらい気持ちいい。
熱くて、ねっとりとしていて、自分でスるのよりはるかにいい。
「ん、んっ……は、む……」
舌の動きは少しぎこちないけど一生懸命シてくれていることがもう嬉しい。
熱い舌が裏筋をなぞる。紅い唇が先端を刺激する。
その度にビクビクとオレ自身が反応してしまい、オレは彼女の顔を押して無理矢理離した。
「はぁっ、は……も、いいから」
「なんで?ヨくなかった?」
「違う、反対。ヨすぎておまえの口の中に出しちまうからもう止めろ」
彼女は考える素振りをしてから「やだ」と一言放ち、またオレの股間に顔を埋めてしまった。
「おいっ、ちょ、くっ……!」
「ん、んむ、は、んん…」
「くっ、も、離せ……!」
一向に止める気配はなかった。
「んっ……イっへ、いいろ?」
「ばっ……そこで喋んなっ…くっ……!」
強い刺激に耐えきれず、気づくとオレは彼女の口の中に精を放っていた。
コクリ、と彼女の喉が動く。
ゆっくりと口の端から零れ落ちる白濁の液体がひどく艶かしくて、オレは目が離せなかった。
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