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12色のアイ

第30章 リベンジ!愛のご奉仕


三月side

おあずけ、ってものたまには良いかもしれない。
俺は仕事柄なかなか時間を作れないから、時間ができた時には必ずと言って良いほど抱いていた。
けれど、たまにはこうして、焦らして焦らして、ゆっくりたっぷり愛してやるのも悪くない。
そうやって愛してやった彼女はというと、「きもちい」「こわい」「すき」「たすけて」「みつき」とうわごとのように繰り返している。
自分をこんなにした相手に助けを求める様は、ひどく愛らしい。
もう自分でも何言ってるか分かってないんだろうな。
赤く染まったおでこにキスを落としてやると、それだけでビクビクと身体が大げさに震える。
全身性感帯になる程なんて、二次元だけの世界かと思っていたけど、目の前の光景と感触が現実だと教えてくれる。
「百合、きもちいな?ほら」
「っ!?はっ、きもちぃ、からぁ……!!」
「んー?から、なに?」
「あぅ、あ゙、あ゙ぁ゙っ、み、ちゅきぃ……!!」
「ははっ、答えてくんないと、俺の好きなように解釈しちまうぜ?」
「あ゙っ、まらイグっ、イっぢゃ、ぁ 〜〜〜〜〜〜っ!!」
「っ、は、上手にイけましたっと」
「はっ、は、あ゙、や、イっちゃうからぁ!!っ!!!!」
「ぐ、あ、はは、だからなーに?俺に教えて?」
小さい子に語りかけるみたいに問いかける。
もう気持ちいいことしか分からないのか、返事は一向にない。
まぁ、答えさせる気なんてほぼ無くて、気持ちよくて飛んでる彼女がみたいから腰を止めないせいなんだけど。
「なぁ、教えてくれよ」
ぐちぐち
「気持ちいいから、やめてほしい?」
ばちゅばちゅ
「それとも、もっと?」
ばちゅん!!
「っ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
また、声を出さずに彼女がイってしまった。
なんというか、快楽に弱すぎる。
俺が教えたせいなんだけど。可愛いからいっか。
とはいえ、俺もそろそろイきたい。
もう何をしても良いみたいだし、少しだけ自分本位で動いてもいいだろうか。
いいよな、覚悟してきたって言われたし。
そう自問自答して好きに腰を動かす。
もう彼女は本当に可哀想で、ずっと身体を震わせて、泣いて、喘いで、本当に可愛い。
「ゔ、ぁ、俺も、イく、」
ゴム越しに精を放つと、彼女が無意識のうちにぎゅぅぅと抱きついてきて、もうそれが可愛くて、可愛くて、可愛すぎて…。
百合、ごめんな?また勃った。
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