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12色のアイ

第2章 誘惑大作戦


もったいないくらいいい彼女、か……。
「それは、こっちのセリフだよ……龍之介が私を選んでくれて本当に嬉しい」
私は龍の首に手を回し、龍を抱き寄せた。
「ありがとう。龍之介は、私にはもったいないくらいいい彼氏だよ……」
龍の額に軽くキスをする。
「百合ちゃん……」
「ね、龍之介……動いていいよ。もう痛くないから」
「………分かった」
龍が私の中でゆっくり動く。
最初の異物感とは打って変わって、電流のような気持ち良さが身体を駆け巡った。
「はぁっ…はぁっ…気持ち、いい?」
「あんっ、うん、うん、きもひい…ひぁぁ!」
「百合ちゃん……百合、百合、好きだよ」
龍の低くて甘い声が、私の脳を溶かす。
「あ、んぁっ、わたしも、すきぃ……!」
龍の動きがだんだん激しくなっていく。
もう羞恥心なんてどこかに飛んでいってしまった。
私の中に残るのは龍への愛情だけ。
「りゅうっ、りゅうっ、も、イくっ…!」
「うん……俺も、もう………!」」
「ひぁっ、また、おおきく、なっ…あ、ああぁっ!」
「くっ……」
龍がゴム越しに精を放つ。
こんなに恥ずかしい行為で、こんなにも心が満ち足りるなんて思いもしなかった。
私は薄れゆく意識の中、龍の大きな身体をそっと抱きしめた。
龍の身体は汗ばんでて…いつもより龍の匂いが強くて…私はその香りに酔いしれてしまった。
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