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12色のアイ

第16章 手取り足取り


〜ピロートーク〜

「……これを、こうして……いや、こっちの方が……?んー……でもなぁ……」
「……ん……?」
「やっぱりこれを……でも、これも捨てがたい……」
「何……してるの……?」
「きゃっ!千さん!?お、起こしてしまってすみません!」
「いや、別に喉乾いただけだから……何してるの?」
「あ、これですか?実は、Re:valeさんの衣装を考えてまして…」
「僕たちの……?」
「はい……今は、スタイリストとして色々なブランドの服を選んでいますが、いつか私の手で衣装を作ってみたくて…」
「そう」
「あっ、あんまり見ないでくださいよ?恥ずかしいですから」
「もう見た」
「えっ」
「いいね……僕は好きだよ、君のセンス」
「ほ、本当ですか!嬉しいです!!」
「ふふ。いつか君の作った服を着て、君に脱がされる日を楽しみにしてるよ」
「え、いや、あの、そういう意味では…え、ちょ、千さ、ん、んんーー!!」
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