第7章 いざ!出陣! 【7】
四人で円卓を囲んで座る
右側には小狐丸、正面には長谷部、左側には薬研がいる
薬研「大将?色々教えるのは良いが、話が長くなるから、その前に朝飯にしないか?」
『はいっ!わかりました!』
私は返事をすると部屋の隅に置いてあったリュックに近付き、アメとチョコレートとわずかに玄米茶が残っている水筒を取り出した
薬研「大将?何をやってる?」
『えっ?朝御飯…』
と、リュックから取り出した3つを見せる
薬研「大将…今、朝飯持って来るからそれは3時のおやつに食え。ここの飯はうまいぞ!」
『でも!』
薬研「でも!じゃない、いいからそれは3時のおやつだからな?」
『はい……』
薬研「よし、良い子だ!すぐに戻って来るからな!二人とも大将頼むぜ。」
薬研君はそう言うと部屋を出ていった。私はリュックにアメとチョコレートを戻し水筒だけ持ってテーブルに戻った。
小狐丸「ぬしさま、その水筒には何が入っているんですか?」
『あっ、この水筒にはとっても美味しい玄米茶が入っているんですよ!誰かがいれてくれたんです!お礼を言いたいです…。』
長谷部「…………………………」
うつむいた長谷部に気づいた小狐丸はチラリと長谷部を見てから口を開いた
小狐丸「ぬしさま、そのお茶は長谷部がいれたものですよ。」
長谷部「っ!」
『えっ?長谷部さんが?』